一言
貧乏ゆすり 2006.04.11

 今、私は貧乏ゆすりをしながらこの文章を書いています。このホームページの更新に切羽詰ってイライラしているわけではありません。なぜならこのホームページを更新しようがしまいが、自分の勝手だからです。イライラしながら書くぐらいなら最初から書かずに寝ています。

 私は貧乏ゆすりによる実験をしているのです。

 私の机はスチールのフレームにガラスが嵌めてあるガラステーブルです。店頭の展示処分で6千円ぐらいでした。値段はどっちでもいいです。椅子は折りたたみのパイプ椅子にバスタオルをしいて座布団代わりにして座っています。

 その机の上に鉛筆を一本立てて、その鉛筆が倒れるまで貧乏ゆすりをしてみます。私は通常、右利きにもかかわらず左足で貧乏ゆすりをします。これを読んでいる皆さんはいつもどちらでしますか? アンケートをとってみたいです。貧乏ゆすりをなぜ貧乏ゆすりというのか、毎日忙しいお金持ちの方のほうが貧乏ゆすりをする機会が多いのではないでしょうか。貧乏ゆすりは癖のようなものなので所得の多い少ないにはあまり関係ないかもしれません。

 こうしてどっちでもいいことを貧乏ゆすりをしながら書いていますが、なかなか鉛筆は倒れません。私の貧乏パワーを少しあげてみます。目の前のパソコンのモニターやプリンターを置いているスチールのラックはかすかに揺れています。机の上のスタンドライトもガタガタと規則的な音を立てて揺れています。しかし鉛筆は倒れないのです。

 そこで私は両足で貧乏ゆすりをしてみることにしました。ヘビメタでツインバスを踏んでいるイメージで、頭の中はすっかりステージ上のドラマー気分です。両足貧乏ゆすりはかなり強力です。まわりのタンスまでガタガタと揺れ始めました。しかし目の前の鉛筆はなぜか倒れません。しぶといです。

 何事が起こったのかと同居人のキューティー羽がやってきました。私の部屋の戸を開けて中を覗いています。私は何事もないような顔でパソコンに向かっています。訝しげにこちらを見て、去っていきました。

 鉛筆を倒すには貧乏ゆすりの周波数をもっと高速にしないと共振しないのかもしれません。イライラした私は机をじかに手で揺すって鉛筆を倒しました。

 あまり足を振動させたので血行が良くなったのか、足が少し痒いです。毎日三十分ぐらい両足貧乏ゆすりを続けると結構な運動になるでしょう。金持ちにならない代わりに健康になるかもしれません。誰もいないところでやるか、貧乏ゆすりジムのようなものを開設して、集団で心置きなく貧乏ゆすりをするといいかもしれません。
 
 © 2006 田中スコップ
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