一言
立ち食いソバ 2006.03.13

 前回の立ち食いソバの話を書いてからというもの、頭の中で「ソバ、ソバ、ソバ……」と事あるごとに共鳴しておりまして、天ぷらソバを食いに行きたい衝動にかられております。私がイメージするソバというのは、いわゆる駅の構内にある小規模店舗のソバのことで、街中に店舗がある専門店や食堂のソバではありません。あの立って食うという、独特の行儀の悪さが認められている場所であり、慌ただしく食って、慌ただしく去っていくという雰囲気が好きなのです。

 しかし現在、私が住んでいる所の最寄りの駅には、立ち食いソバの店はありません。もう少し大きい駅に行かないと立ち食いソバの店ははないのです。しかも日常生活では滅多に電車を利用しません。ほとんどが自動車です。ソバを食うためだけに電車に乗るのでは、なにか違うような気がします。

 私が駅の立ち食いソバを食べる条件として、

「何かの用事でたまたま電車に乗って、立ち食いソバがある駅に立ち寄る」

「たまたま小腹が空いている」

「乗り換え等で、わずかに余裕の時間がある」

 等々、何かのついでという条件が必要なんです。

 毎日頭の中で「ソバ、ソバ、ソバ……」と唱えながら、電車に乗る用事を作ろうと思っています。

 この「ソバ、ソバ、ソバ……」という共鳴は時により「カニ、カニ、カニ……」という風に変化するので、そのうち「カレー、カレー、カレー……」になるかもしれません。
   
 
 © 2006 田中スコップ
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