一言
先生 2006.01.26


 私が学生だった頃、友達から聞いた話です。その友達の高校時代に変な癖がある先生がいたそうです。記憶が定かではありませんが化学か何かの理科系担当でイケメン先生だと言っていたと思います。いつも熱っぽく授業をする先生で、それは教師としては熱心ないい先生だと友達も感心していました。しかし授業が白熱して段々と先生もノッてくると、決まってある癖がでてきたそうです。無くて七癖と言いますが、本人は無意識のうちにやっているのでしょう。

 その学校は教壇の高さがちょうどその先生の股間の高さと同じだったため、教壇の角に股間の部分をこすりつけて、みんなに向かって熱弁をふるっていたのでした。あまりに授業が熱心なので生徒もその癖に長い間気が付かなかったようです。

 しかし授業をあまり熱心に聞いていない友人はいちはやくその先生の癖に気が付いていたそうですが、あえて話題にもしなかったそうです。

 ある日、休憩時間中に友達につい言ってしまうと、その友達も興味を持ったらしく、次の授業でその先生の癖を観察したそうです。確かに教壇の角に股間をこすりつけているということがその友人にも確認されました。少し意地悪なその友人はすぐに悪戯を思いついたそうです。教壇の角といっても特定の一ヶ所だけにこすりつけているので、授業が始まる前の休憩時間に、その角の所で、黒板消しをはたいてチョークの粉を付着させたのでした。

 授業が始まり、先生もノッてきました。いよいよ変な癖が始まりました。ゴシゴシと、こすっています。友人は笑いをこらえるのに必死だったと言います。

 授業が終わり、何事もなく、その先生は教室を出て行きました。その悪戯は、それ一回かぎりだったので、多分、そのとき先生は自分の股間が、なぜチョークの粉で白くなっていたのか永遠に気付かないでしょう。

 くどいようですが私の友人から聞いた話なので、私はこの事件に関して一切関与いたしておりません。誤解なきようお願いします。

 
 
 © 2006 田中スコップ
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